ノストラダムス・再考境将

Reconsidération ノストラダムス・再考27

 

ノストラダムスの預言はコード化された暗号であったという事実からは逃げられなくなってきています。クリストファー・ロック氏の論文によると「緑の言語」グリーンランゲージ(以下GL)と言われるコードで書かれているそうです。

 

彼の母国語はフランス語ですが、ギリシャ語、イタリア語、ヘブライ語、ラテン語と多岐にわたっています。中世フランス語は現代フランス語とは異なる部分があり現代語訳が出ているくらいですが当時としてもかなり難解だったようです。

現代語訳にしても不明瞭さがのこるくらいですから16世紀の批評家もからかうようなものを残しています。

 

そのような状態ですから英語訳、ましてや日本語訳はかなりナーバスでしょう。

ただでさえフランス語で表現したものを日本語へ訳す場合も曖昧な感情やファジーさが残る表現が多い言語です。数字にすると例えば「90」を「40×20と10」と言ったり3時45分という時刻を「四時には四分の一足りない」というのがフランス語です。

 

ノストラダムス最大の暗号は実際起こることの時系列を乱し、意味も一度ではわからず追随者が時間をかけて解明し物事が起こってから分かるというトリックです!

 

16世紀に書かれたものですから400年から500年という時を年代別に並べることも難しかったと思うし、預言のテクニックは明らかにしていませんが預言が降りてくる時期もまちまちだったのかもしれません。「預かる」方の預言ですから余計そうだと思います。コントロールは出来ない神秘的なものだったのでしょう。

 

GL」の使用は何もノストラダムスに限ったものではなくクロスワード・パズル的に簡単な娯楽としても存在していましたしバリエーションもあったようです。

 

彼が亡くなったあと、英国のシェイクスピアもGLの文学を残しています。文学の仕掛けであり、錬金術の比喩であるコードが最も難解で古代神秘のGLだったようです。「鳥の言葉」「光の言葉」隠語と呼ばれる「argot」も含まれています。

 

そして有名な「第10章72番」にももちろんこのテクニックが見られます。

クリストファー・ロック氏は「五島勉」氏の著作は引用していません。

代わりに「オーヴァソン氏」「レオーニ氏」という研究家の英訳を載せています。

 

The year thousand nine hundreds ninety nine seven months

From the sky will come a great King of alarm

To bring back to life the great King of Angoulmois

Before and after Mars to reign by good fortune.

 

1999年7つの月

空から警告の大王がやってくるだろう

アンゴルモアの大王を生き返らせるために。

前後をマーズが幸運によって支配するために

(オーヴァソン氏による訳)

 

The year 1999,seventh month,

Fron the sky will come a great King of Terror:

To bring back to life the great King of the Mongols,

Before and after Mars to reign by good luck.

 

1999年7番目の月、

空から恐怖の大王やってくるだろう

モンゴルの大王を生き返らせるために、

前後をマーズが幸運によって支配するために。

(レオーニ氏による訳)

 

 

次回は英語の訳にあてはめられた言葉を確認していきます!

 

参考文献「ノストラダムス C10Q72」/クリストファー・ロック博士著 Kindle版